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お知らせ INFORMATION
学習療法マスター指定研修20172017.09.17

こんにちは!対面ケアサポート・研修・広報担当の宮本幸子です。

先日開催された2017年度マスター指定研修会に、然の学習療法マスター3名で出席してきました。

学習療法資格制度「実践士とマスター」

学習療法では、施設内に必ず「実践士」と「マスター」が必要になります。
学習を支援するための研修を受け「準実践士」としてケアを重ね、その後「実践士」になります。
さらに研修と試験を受け、施設内で3名まで「マスター」になることができます。

学習療法センターが「マスター資格制度」を導入して2年。現在全国におよそ2700名の学習療法マスターがいます。
マスターは3年間で7単位以上取得することが義務付けられており、今回の指定研修は単位取得に欠かせないものです。

2017年度マスター指定研修 徳島会場

KUMON学習療法を取り入れているのは、徳島県内で23施設
今回の「マスター指定研修2017」は、6施設11名のマスターがオリエンテーションに参加していました。

講師は地域担当の村田さん。
テーマは「良いこと探しの名人になる」。

良いこと探しは幸せ探し

私たち施設スタッフには、「その方のできないことや不安要素を理解し支援する」という役割が求められます。
でもそればかりでは「その方の心に火をともす」ことはできません。
その方のできることを発見し本人やご家族と喜び合うことで「可能性を追及する」
それこそが、学習療法の根本的な考え方です。

学習療法日報には、良いことや発見をたくさん書き留めます。
その方が楽しそうに話したこと、笑ってくれた声掛け、笑顔になった瞬間などをしっかり残します。
毎月の月次検討会では、気付きや変化を互いに報告し合い情報共有します。

個人の尊厳を大切にする、寄り添う、といったフレーズにしてしまえば、それはどれも当たりまえのことかもしれません。

でも学習療法は、そのひとつひとつの大切さを私たちに感じさせてくれていると、学習支援をするたびに実感しています。

「なんのために?」を大切に

然では日々プログラムの「なんのために?」を大切にしています。

その根っこは「学習療法」の原点と重なります。
前頭前野の働きについて説明し、その後読み書き・計算・すうじ盤という3つの教材をすらすらこなし、コミュニケーションをとるというのが学習療法の一連の流れです。この流れは「手段」であって「目的」ではありません。

学習の目的
学習者が楽しく過ごせること、
学習を通じ支援者が常に学びを得てより良いケアにつなげられること、
なによりも学習者も支援者も笑顔でいられること、なのです。

おなじように、

なんのための機能訓練?
なんのための作業療法?
なんのための入浴?
なんのための食事?

ひとつひとつに目的と意味があり、その向こう側には利用者さんの笑顔やご家族の安心があり、スタッフの喜びがあるのです!

マスター指定研修に参加して

控えめな方が多い印象でしたが、どなたも「表現が的確である」「意見をまとめて簡潔に伝える力がある」という素晴らしい方ばかりでした。

マスター資格を持たれている方は学習療法実践士・マスターとしての役割だけでなく、意見や思いをを人に伝えるという「自施設の発信者」を担っている方ばかりなのだなと実感。

私たちももっと積極的に外部との交流や情報発信に取り組んでいかなくては!と背中を押されたような気がしました。

これから・・・・

研修を通じて、徳島県内で学習療法を取り入れた第1号施設・上板のあおば苑さんや8年目になるみどりの里さんと交流することができました。
研修会を機会に施設見学や意見交換するきっかけにつなげていくことができれば…。
これからの展開がとても楽しみです♪

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