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お知らせ INFORMATION
認知症は早期発見と予防、何より家族ケアが大切です2017.07.19

こんにちは!然ボイストレーナー・対面ケア担当の宮本幸子です。
蝉の鳴き声が気温の上昇を感じさせますね。
我が家は「浮かびながらビールが飲める」と夫が子どもプールを占領しています。

さて去る7月16日(日)、市民公開講座「知ろう防ごう認知症」がホテルクレメント徳島で開催されました。

簡単な読み書き計算は認知症予防の基本

日本認知症予防学会理事長の特別講演もあり、今後の認知症患者の推移をもとに社会問題として日本全体で取り組んでいくべき課題であることが伝えられました。
徳島文理大学保健福祉学部の鶯春夫教授の講演では「予防には簡単な計算と音読」と紹介されており、それはまさに然の取り組みそのもの!

「スラスラできる読み書き計算数字盤」で効果的に前頭前野を活発にする、という学習療法の基本がそこにはありました。

「2017年7月17日徳島新聞掲載記事より」

今回の市民講座に参加された利用者様のご家族もいらっしゃいました。

誰もが認知症という病を予防したいと考えている

ご家族の方の多くは認知症という言葉は知っていても、症状、原因、対処方法が手探りだったりします。
これまで家族を支えてきた親の変容にショックが隠せない、なかには認めたくないという方もいらっしゃいます。
認知症への理解を深めたいと思っても「認知症の本を娘が買ってくれたけど(読む)時間がなくて」「オレンジなんとか…勉強せなあかんのよね」と実際には一歩が踏み出せない方も多いようです。
今回のようにイベントに参加する熱心なご家族もいますが、なかなか難しいのが現実です。

そこで然では公開イベント「ふれあい然」で、定期的に認知症サポーター養成講座を開催。
ご家族様に案内状をお送りし、ご都合が合えばご近所さんやお友達を誘って参加していただける気軽なイベントにしています。

在宅介護生活を支える私たちには、ご家族の不安や負担を取り除くという使命があります。

「認知症ケア」の本質とは

認知症ケア=認知症の方のケア、ではありません。
認知症ケア=認知症の方とその方を取り巻くすべての人々のケアです。

送迎時の何気ない会話、お電話でのお話、ときにはお手紙のやり取り…

デイサービスは、ご本人を取り巻く家族と地域住民を巻き込んでの「認知症ケア」を広げていく拠点です。
然には「認知症介護実践者研修」を終了した認知症の専門家が常駐していますので、お気軽にご相談くださいね。
小さなことからではありますが、本当の意味での「認知症ケア」を積み重ねていきたいと考えています。

追記
日野原重明氏の死去、認知症の大山のぶ代さんを介護されていたご主人の砂川啓介氏の死去など、「生き方」や「夫婦の在り様」を伝え続けてこられた方々が続けて亡くなられました。在宅介護を支える一員として、「生ききる姿に寄り添う」ということを考え続けていきたいと思いました。ご冥福をお祈りいたします。

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【見学・体験のご案内】ご本人のみのご参加、ご家族の方とご一緒での体験・見学もできます。送迎もいたしますのでご相談ください。ご希望プログラムを選んでの短時間の体験も可能です。昼食代(200円/1名)のみご負担いただきます。
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TEL 088-618-3464(担当/榎勢・四宮)