デイサービス然の認知症予防プログラムの柱のひとつである学習療法。
開設時から学習療法を選択され2か月間取り組んできた方の成果が表れてきました。
接しているスタッフやご家族は、変化を目の当たりにして成果は日々確認していましたが
こうやって数値でも結果として表れてくるととても嬉しいものです。
然での学習療法を2か月間行った結果、MMSEの検査は21点から26点へ。
27点以上が正常値とされるMMSEでほぼ正常値に近づいてきたのがわかります。
脳の司令塔とも言われる前頭葉の検査(FAB)でも10点から11点へ向上が認められました。
下の図はMMSEの検査項目のひとつ『図形描写』です。
左が2ヵ月前。 右が現在。
両方とも図形描写の形の間違いはありませんが、筆圧と手の震えに大きな違いがあります。
この方はリウマチによる手の変形がありましたが、この2か月間で手の開きに大きな変化がありました。
ペンが持ちやすくなったり、箸が使いやすくなったりと。
その他、発語も多くなったり歩行状態が改善したり色んな面で成果が出ています。
半年後、どんな成果がでるのか、利用者様にどんな世界がひろがるのか、今から楽しみです。