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お知らせ INFORMATION
然ファーム計画2018春 ?園芸療法 ?2018.04.20

こんにちは! 初夏を思わせる青空に心がうきうきしてきますね。花粉飛散も減ってきたしほっと一安心という方も多いのでは?

然で子連れ勤務サポート手当が導入されてまもなく1年が経とうとしています。子連れ勤務サポート手当:子どもを連れて出勤することを受け止めてくれている全スタッフへの感謝として月々のお給料や時給に、サポート手当が支給されるというもの。

子どもに声をかけたり気を配ったりしなければいけない場面もありますが、その一方で、高齢の利用者さまが子どもたちと接することで自然と笑顔がこぼれることも多くあります。
昔は大家族で、おじいちゃんやおばあちゃんに加えて、ひいおじいちゃんひいおばあちゃんが子どもたちに関わってくれていたはず。古民家を改装した然だからこそ、そんな昔にちょっと戻ったみたいな家庭的な雰囲気がとても似合います。

子連れ出勤こんな感じです

「子どもがいる空間」に貢献してくれているひとり、調理のみゆきちゃん。煮物を作る傍らちゃちゃっと手際よく洗いものをして、つねに流しが使いやすい状態になっている・・・(いち主婦として尊敬してますっ)。小学生の男児を筆頭に3人の子どもたちがいるお母さんです。

長女で末っ子のあーちゃんは、しょっちゅう然に来てます。幼稚園が昼までだったりすると調理や片づけを終えてからのお迎えが間に合いません。そんな日はお休みしてお母さんと一緒に然へやって来ます。
最初はママにぴったりくっついて離れなかったあーちゃんも、自分の落ち着く(!?)スペースを発見したり

好みのおもちゃを持参したり、リラックスして過ごせるようになってきました。

得意を活かす

3人の子育てママであるみゆきちゃんのもうひとつの顔はクラフトアーティスト。
リースを作ったり、こけ玉を活かしたり、ほかにもいろんな作品を作っているのです。
こっさえるではイベントも開催しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

そしてもうひとつ、みゆきちゃんの得意なことが園芸。
この日は利用者さんが昼食を食べるまでの口腔体操の時間を活用して「然ファーム計画2018」を立ててくれました。

園芸療法と社会参加は最高の認知症予防です

最高の青空が広がった4月某日、然の庭に3名の利用者さんが出ました。
園芸療法はお天気選びはもちろん大切ですが、どの利用者さんに園芸療法に参加していただきたいか、も大切です。園芸療法は土に触れる、外の空気を思いっきり吸う、自然と体を動かす、というたくさんの魅力があります。なんといっても、複数人でひとつの目標に向かって段取りを立てて物事を遂行していくという、認知症予防効果の高い社会参加が無理なくできるのです。

この日はとてもお元気で体を動かすことが大好きな男性おふたりと女性おひとりで。
実は今回は、この女性の利用者Uさんに「園芸療法」に参加していただくのが一番の目的でした。

Uさんは笑顔も見せてくれる穏やかで聡明な方ですが、その一方で「スタッフの名前を覚える様子がない(他人にあまり関心を持たない)」「ご自分の好きなこと以外はあまり興味を示されない(共感を示すそぶりを見せない)」などの現状がありました。

そこで「好きな職員」づくりをしてもらうことをひとつの目標に設定しました。お料理が好きな方なので、介護職員ではなくあえて調理職員が献立について毎回自己紹介をしてから声をかけるという計画です。

つぎに、周囲の方との積極的な交流を持ってもらうことも目標にしました。会話のなかで「庭・畑をしていた」という話がよく出てくるので、共同作業ができる園芸療法に加わってもらえるチャンスを積極的につくっていこうということになったのです。

自然体で自分らしく

庭に出ての作業のなかでUさんのイキイキとした表情が見られました。

土づくりをしたあと男性とみゆきちゃんが支柱を立てていると、Uさんはさっと手を差し伸べて手伝おうとしてくれました。トマト苗を植えながら「昔スイカをしよってカラスにつつかれたことがあるんよ」とUさんは笑顔で話してくれました。

とても良い季節になってきたので、園芸療法はもちろん、庭には不整地歩行ができる平行棒もあるので、積極的な屋外活動もできたら良いなと思っています。もちろん日焼け対策はばっちりして!!!