さて、然では開所当初からプログラムに「KUMON学習療法」を取り入れています。
導入にあたり、開所前から足を運んで私たちに学習療法の「いろは」を教えてくれた学習療法センター村田さんと小林さん。
全国あちこちの施設を回りながら、指導・アドバイスを届けてくれる村田さんと小林さん。近くに来たついでに立ち寄ってくれたり、もちろん然のためにわざわざ来てくれたり。そんななか今回は朗報を持ってきてくれました。
開所前に導入希望の問い合わせをしたときは「開所してしばらくして落ち着いてからにしては?」などのご意見もいただきました。
でも「学習療法の取り組みを柱にしたい」「将来的には脳の健康教室を展開し、地域全体の認知症予防に取り組んでいきたい」と伝え(押し切り!?)、なにがなんでも!!ぜったいに!と、開所前の庭の手入れや大掃除、食器購入などをしている真っ最中に学習療法講習を依頼。
記念すべきお一人目の利用者Hさんは、ご家族の希望もあり学習療法を選択。
それからひとり増え、ふたり増え・・・
2017年2月から1年が経ち、然の利用者さんの7割?8割が学習療法プログラムを希望されています。曜日によっては「学習療法満員御礼!」の日もあります。
そして今回、なんと然が学習療法のモデル施設に認定されることに!!!!
学習療法の魅力は、おひとりおひとりとの対面時間をしっかりとれること。
みなさんのきらりと光る素敵な一面が見られたり、思いがけないお話が聞けたりします。
管理者であり、相談員であり、学習療法マスターでもある所長も、そんな時間が楽しみで常に第一線で学習支援に携わっています。
学習者さんの変化をキャッチできる最高のチャンスなので、社長も支援を楽しんでいます。
久しぶりに入ると「楽しすぎて延長しちゃった」と社長(笑)。
とても話がはずんで盛り上がることがありますが、みなさんの負担にならないための、20分程度という時間の目安も大切です。「学習の時間ってアッという間」「もっと楽しみたいわ」という気持ちが良いんですね?。
現在、然ではマスター・実践士計5名、実践士を目指す準実践士6名が活躍中です。準実践士になって3ヵ月経つと通常は「実践士」登録が可能です。が、然は独自の「評価制度」を設けているので、それぞれの課題をクリアしないと次のステップには進めません。この評価制度についてはまた改めて詳しくご紹介しますね。
この評価制度導入も今回のモデル施設指定の要因かもしれません。
でも実は、モデル施設に今回選んでいただいたのは、学習療法センターの村田さんや小林さんが「然の発信力」を信頼してくださった結果では?と考えています。
私たちは「学習療法による利用者さんの変化」を図表化しケアマネさんにお渡ししたり、遠方のご家族には手紙とともに届けることを大切にしています。
利用者さんではない一般の方にも「学習療法という認知症予防の取り組みがある」と知っていただけたらなと、SNSやHP、ブログを通して情報を出しています。
学習療法を取り入れている施設は徳島県内にも徳島市内にもたくさんありますが、そんななかで「然らしく」「然にできること」をこれからも続けていこうと思います。
1年という期間でモデル施設に選ばれることになり、4月には高松で委嘱式にスタッフ3名で出席します。
委嘱式が無事終了し早くこの喜びを利用者さまと共有したい気持ちでいっぱいです。
毎日コツコツと学習の時間を積み重ねて来られた利用者さま、そしてそのご家族に、正式にモデル施設指定のご案内をできる日が今から楽しみでなりません♪